AH報告レポート:児童学科30周年記念 AH連続講座 新沢としひこ⽒講演&コンサート「世界中の⼦どもたちと」

報告レポート

2022年10月13日更新

児童学科30周年記念 AH連続講座 子どもと教育 
~子どもとつながるさまざまな世界~

第2回  新沢としひこ⽒講演&コンサート「世界中の⼦どもたちと」

2022年7月27日のアセンブリアワーにて児童学科30周年記念 AH連続講座 子どもと教育 ~子どもとつながるさまざまな世界~ 第2回  新沢としひこ⽒講演&コンサート「世界中の⼦どもたちと」が行われました。

第二回講座では、「世界中の⼦どもたちが」「にじ」「ともだちになるために」で知られるシンガーソングライターの新沢としひこさんをお迎えし、数々の名曲の演奏と、曲づくりや表現活動における"⼦ども"との関わり、⼦どもと⼦どもの傍らにいる⼤⼈に伝えたいことをお話しいただきました。

学科長が「児童学科30年の歩みの中、私たちは新沢さんの歌に出会い続けてきました」と述べるほど、教職員も学生も心待ちにしていた講演&コンサート。当日は学生や教職員だけでなく一般の方の参加もありました。

講師の新沢としひこ氏
講師の新沢としひこ氏

新沢さんは「マスクをつけていると、マスクの下の筋肉が衰えてしまいます。本来でしたら一緒に皆さんと歌いたいところですが、今日は発声はせずとも、マスクの下で口を動かしてみてください」と話され、この日の講座では新沢さんの演奏を聴くだけではなく、手や身体を動かしながら、子どもたちの前で歌うことを意識しながら一緒に演奏を楽しみました。

また、コロナ禍となりリモートコンサートを行った際に、手のコミュニケーションを工夫し、手の動きをつけながら歌うと詩の表現が豊かになることを実感したなど、第一線で活躍する表現者ならではの話を聞くことができました。
講座の後半では、新沢さんの歌にあわせて会場参加者が手話でコーラスをする「手話コーラス」を試みました。

保育者を目指す学生たちに向けて、最初はうまくいかないことがあるかもしれないけれど、焦らず、自分・そして自分のペースを大切にしてほしいという想いをのせた曲『みちくさ』を演奏し、音楽でエールを送ってくださいました。

当日の様子

身体を動かしながら。学生、教職員だけでなく一般の方も参加しました。
身体を動かしながら。学生、教職員だけでなく一般の方も参加しました。
新沢さんと会場参加者で手話コーラスを試みました。
新沢さんと会場参加者で手話コーラスを試みました。
ピアノ弾き歌いの素晴らしい演奏に聴き入りました。
ピアノ弾き歌いの素晴らしい演奏に聴き入りました。
アンコールは『にじ』を演奏してくださいました!
アンコールは『にじ』を演奏してくださいました!

参加した学生の感想

*一部抜粋してご紹介します

  • 小さい頃から親しんできた曲ばかりで聴いていてとてもなつかしい気持ちになりました。大好きな曲を生の演奏、生の歌で聴けて嬉しかったです。作ったご本人の演奏でというとても貴重な機会を頂けて良かったです。『みちくさ』という曲は初めて聴いたのですが、とても心に響きました。これから新沢さんの曲をもっと聴きたいと思います。
    私は今、手話を勉強していて『世界中のこどもたちが』は手話歌をやったことがあったので、できてとても嬉しかったです。今日覚えた新たな手話も使って、いろいろな人とコミュニケーションをとれるようになりたいと改めて感じました。今日は素敵な時間をありがとうございました。(児童学科4年生)
  • 曲を作られた方から直接お話と歌をたくさん聴くことができ、とてもぜいたくな時間でした。
    曲の雰囲気は違っても、先生の力強い歌から元気をいただきました。コロナ禍であっても、チャペルで聴かせていただきありがとうございました。(大学院生)
  • 音楽は耳で聴いて楽しむだけでなく、体を動かして楽しむ、絵本に興味がなかった子が音楽と一緒だと自分から読もうとするなど、音楽の可能性・素晴らしさを見ることができました。音楽は子どもたちから楽しさを引き出す良い刺激になるのだと思いました。一緒に歌って、歌いながら体を動かして、目を合わせてやるともっと良いのだろうと思います。新沢先生の笑顔につられて、とても楽しく音楽の中に入ることができて良かったです。(児童学科2年生)
  • 手話の部活に入っているので、新沢さんの曲は何曲か参考にさせていただいていますが、そのほかにもいろいろ曲が聴けて良い経験になりました。
    今回コラボすることはできませんでしたが、こんなにすてきな曲を沢山作っている新沢さんと中川(ひろたか)さんと一緒に手話をやりたいと思いました。また、保育の現場でも、『はらぺこあおむし』などよくCDとして流していましたが、新沢さんが作って歌っていたことに驚きました。(児童学科4年生)
  • 今『さよならぼくたちのようちえん』を授業で弾いています。今日テストなのですが、新沢さんのように楽しく演奏してこようと思います!(児童学科4年生)

子どもの世界を理解し子どもの意を汲んで関わる力を養う~学科の学び

子どもの世界を理解し個性を育てる能力をつける
---2023年4月より、児童学科は「子ども教育学科」に名称変更予定

現代社会において、子ども一人一人を育む関わりには高度な専門性が求められます。同学科では、子どもの言葉、表現、心理などを理解することを学びの第一歩とし、子どもの世界を理解し子どもの意を汲んで関わる力を養います。また、保育・教育職を希望する学生のためには、専従スタッフがいる教職支援センター・実習準備室があり、授業の他にも、資格・免許状取得から採用試験対策まで支援します。子どもの意思を汲む力は、言葉を大切にしながら言葉をこえて他者と通じ合う力も育み、どのような職種のどのような企業にも通用します。卒業後の進路は、多様な職種に広がっています。

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