「児童学科実習報告会」③保育実習編

保育士・幼稚園・小学校教諭を目指す学生が多く在籍する、児童学科のレポートです。
1月20日に行われた、児童学科アセンブリアワー「実習報告会」、保育所の実習の報告してくれた3年生のスピーチ(抜粋)をご紹介します。

「児童学科実習報告会③」保育実習編

保育所の実習の報告してくれた3年生のスピーチより(抜粋)

「11日間の実習は、とても充実していて、満足のいく実習になりました。
この実習を満足のいくものにできたのは、事前にきちんと準備していたことはもちろんのこと、実習先の先生方から子どもたちとの関わり方についてアドバイスを頂いたからだと思っています。

まず、実習に向けて、事前に準備しておくことはたくさんありますが、その中でも特に重要だと感じたことは、1冊でも多く、様々なジャンルの絵本を読んでおくことです。
私は様々な場面を想定しながら絵本をたくさん用意しました。
「もしかしたらこんな場面が訪れるかもしれない」と、「もしかしたら」を想像しながら絵本を選び、読み込みました。
こんな場面で、この絵本を読んだら子どもたちは楽しんでくれるのではないか、面白がってくれるのではないか、と考えながら絵本を選びました。

そして、いざ実習を行ってみると、私がもしかしたらと想定していた場面にとても近いことがたくさん起こりました。
お散歩に行った後に読んであげたいと思っていた絵本や、午睡の前に読み聞かせをしてあげたいと思っていた絵本を、実際にその想定していたように読み聞かせをしてあげることができました。

そして、もう一つ実習を充実したものにできたのは、子ども達との関わり方について、実習先の先生方からアドバイスを頂いていたからです。
実習が始まった当初は、子ども達とどのように関わっていけば良いのか、不安でした。そんなとき、実習先の先生から「子どもとの関わりはどんどん挑戦していくことが大切だ」というアドバイスを頂きました。
どのように声を掛けたらいいのか、どこまで手を貸していいのか、など迷い、臆病になってしまう場面はたくさん出てきます。
しかし、そこで諦めてしまうことは、子ども達に対して失礼であり、自分自身も成長することができません。
子ども達は、日々の生活を一所懸命に過ごしています。
出来なかったことが出来るようになるように努力し、挑戦しています。
それは実習生も同じことだと思います。
子ども達と関わることにどんどん挑戦してください。

最後に一つ、私からのアドバイスです。
実習に行ったら、丁寧な挨拶を心掛けてください。
出勤したら、「おはようございます。今日も一日宜しくお願いします。」、帰るときには「今日一日ご指導ありがとうございました。明日も宜しくお願いします。」
もちろん子ども達にも、笑顔で明るく元気な挨拶をしてください。
これは当たり前なことなのですが、その当たり前なことを当たり前のようにするのは、意外と難しいです。
挨拶をきちんとするだけで、その人の印象は大きく変わります。
子ども達のお手本になることもできます。
丁寧な挨拶を忘れずに、心に留めておいてください。

私たちはもうすぐ4年生になりますが、まだまだ実習がたくさん残っています。
3年生になると、実習に向けて準備が始まり、不安になることが多いと思いますが、お互い充実した実習を行えるように、頑張りましょう。」

先輩の温かい言葉を読むと、勇気が湧いてきますね。

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