授業レポート:「子どもの食と栄養B」~調理実習(アレルギー対応食)

児童学科の「子どもの食と栄養B」授業レポートです。11月6日の授業では、幼児期の食生活について学び、「アレルギー対応食」の調理実習を行いました。

授業レポート

児童学科2年生の授業「子どもの食と栄養B」では、各ライフステージに応じた栄養と食生活についての理解を深め、子どもの生涯にわたる健康づくりをサポートできる力を身につけます。

乳児期の食生活: "調乳"(ミルク作り)体験」に続き、幼児期の食生活について回を重ねて学び、11月6日の授業では「アレルギー対応食」の調理実習を行いました。

アレルギー対応バナナホットケーキ作り

卵、牛乳、小麦アレルギー対応の3種類を焼きます。
卵、牛乳、小麦アレルギー対応の3種類を焼きます。
小さい子が手づかみ食べするのにちょうどいい大きさにします。
小さい子が手づかみ食べするのにちょうどいい大きさにします。
かなり手慣れている学生も。綺麗な形ですね。
かなり手慣れている学生も。綺麗な形ですね。
卵を絹豆腐に、牛乳を豆乳に、小麦粉を米粉にかえて生地を作ります。
卵を絹豆腐に、牛乳を豆乳に、小麦粉を米粉にかえて生地を作ります。
真剣な様子でホットケーキ作りに集中。
真剣な様子でホットケーキ作りに集中。
焼きあがったホットケーキは皆で試食。味や風味などを確かめました。
焼きあがったホットケーキは皆で試食。味や風味などを確かめました。

受講した学生たちの感想

  • 卵の代わりに豆腐で、本当にできるのか不安だったが、おいしくてびっくりした。
  • 材料だけでなく、調理器具へのアレルゲン付着にも配慮が必要であることを学んだ。
  • ホットケーキは簡単に作れるので、やけどをしないように環境を整えれば、子どもと一緒に作るのも楽しめると思った。

今期授業では今後、離乳食から中高齢者の食事まで、ライフステージに応じた食生活のポイントを学びます。また、保育者が健康な食生活でいることが保育には不可欠なので、自身の食生活を振り返る機会を設けていく予定です。

 

授業で扱ったレシピの紹介

アレルギー対応バナナホットケーキ
 

卵アレルギー対応(小10枚分)
材料

  • 小麦粉 150グラム
  • ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
  • 砂糖 40グラム
  • 絹豆腐 90グラム
  • 牛乳 150cc
  • バナナ 2本

牛乳アレルギー対応(小10枚分)
材料

  • 小麦粉 150グラム
  • ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
  • 砂糖 40グラム
  • 卵 1.5個
  • 豆乳 140cc
  • バナナ 2本

小麦アレルギー対応(小10枚分)
材料

  • 米粉 150グラム
  • ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
    *小麦由来でないことを確認
  • 砂糖 40グラム
  • 卵 1.5個
  • 牛乳 140cc
  • バナナ 2本

作り方

  1. バナナは5mm間隔に切り、フォークで荒くつぶす。豆腐はなめらかになるまですりつぶす。
  2. 材料を混ぜる
  3. フライパンを熱し、サラダ油を薄く敷く
  4. スプーンで材料をすくい入れ、弱火で焼く
  5. 泡がプツプツしたらひっくり返し、もう片面を焼く

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