政治経済学科 「地域社会論」ゼミ

現代的な人と人のつながり、地域との関わりを実践的に学ぶ

「地域社会論」ゼミ・・・大高研道 先生

ゼミの内容

人とつながりにくい社会といわれている現代社会。「つながれない」のは、その人に問題があるのでしょうか。たしかに、コミュニケーション能力を磨くことは、自己アピールや自己発見のために大切なことかもしれません。しかし、個人の能力(の向上)だけを強調する社会は、努力不足という名のもとに弱者を裁断するだけでなく、他者とともに生きる人間本来の姿を見失わせる契機にもなります。昔のようなムラ社会ではなく、現代において人と「つながる」とは、一体どのようなことなのか?ゼミでは、NPOや社会的企業の活動を中心に、「人と人がつながる現代的な形」について探究しています。


 

ゼミ生の声

漠然とですがここで学べば「夢」が見つかるのではないかと思い選びました。障がい者施設の方々と協力して行った宮原駅緑化活動など、普段あまり出会うことのない人びとや仲間との交流を通して、視野が広がり、身の回りの色々なことに興味をもつようになりました。初めは発表や話し合いが大嫌いでしたが、少人数のゼミでの議論やおしゃべりはとても楽しく、こんなに何でも話している今の自分が信じられません。今では、大学時代の大切な経験として語れるものになったと思います。時には厳しい大高先生ですが、突っ込みどころが満載で、上下関係のないゼミでは毎日仲間と楽しく学んでいます。(2年生)


担当教員から

「腰痛もちの自分が学生たちと一緒にガレキ撤去なんてできるのだろうか」。東日本大震災復興ボランティアの出発前に、そのようなことを言っていたある先生が戻ってきた時、「意外と何とかなりましたよ」と話してくれました。助け合いながら自然に役割分担ができ、それぞれの存在を認め、尊重される関係性がそこにはあったのです。ボランティアやNPOについて講義している私が言うのも変な話ですが、「誰もが安心して弱さをさらけ出せる社会」(「助けて」といえる社会)の創造が今の時代には必要です。「助けてあげる人」ではなく「助けられ上手」になる。そのためにも多様な人びととの出会いや経験を通して共感し、想像する力が身につくような学びの場を提供したいといつも考えています。ここで学んだことをすべて忘れても残るものがある。そんな大学生活を送れることを願っています。

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