私の強みを気づかせ、伸ばしてくれた先生方
私の強みを気づかせ、伸ばしてくれた先生方
児童学科 2020年3月卒業 楢原 郁奈
幼稚園教諭か保育士になりたくて児童学科に進みましたが、実習先で人見知りを指摘された時、この仕事は向いていないのかもしれないと諦めかけました。そんな時、私の強みの活かし方を気づかせてくれたのは、児童学科の先生方。「時間をかけて子どもと信頼関係を築くことが得意」という評価をいただいたのです。複数の先生から同じように声をかけられたことは、自分を見ていてくれるという安心感を得たと同時に、これが私の長所だという確信にもつながり、夢に向かって再び歩み出せたのです。
私の就職先は、家庭の事情で家族と離れていたり、障害を持っていたりする子どもの成長を支援する施設。ここでは子ども一人ひとりとじっくり向き合い、些細な変化にも目を行き届かせながら、ゆっくりと成長を見守っていきます。人の成長に安心感が大切なのは、聖学院大学で私自身が経験したこと。保育にさまざまな形があることは在学中に理解しましたが、子どもの障害についても知識をより深めるため、今も私の学びは続いています。
少人数で学ぶ信頼し合える環境で自分に合った仕事を見つけました
児童学科の学びで
大人数の前では萎縮してしまいがちだった私に、少人数で学べる児童学科は適していました。学生同士、顔も名前も知らないというようなことはなく、互いの考え方も理解し合える関係を築けます。教職員の方々も私の性格を分かった上で、的確な指導やアドバイスをしてくれます。そうした環境で学べたからこそ、挫折しかけても踏みとどまり、希望の就職ができたのだと思います。
私の、ヨキトモ
履修科目や実習について、相談し合う仲です。グループワークで思いも寄らないアイデアを提案する熱心さには、いつも刺激を受けていました。かけがえのない友人であることは、将来も変わることがありません。
貴重な経験を通して抱いた思いを今後も多くの人に伝えていきたい
ボランティア活動で
初対面の人と接するのが苦手な自分を変えたかったことが、ボランティアを始めた理由の一つでした。最初は東北地方の被災地へ行き、その後に地域活動への参加や地元の子ども支援も加わりました。それぞれの活動を通して実感したことは、命の大切さ。その思いを私の経験だけにとどめず、今後は仕事の糧とし、日々の業務を通して、多くの人に伝えたいと思っています。
私の、ヨキセンセイ
当初はシャイなイメージだった一方、どのような活動もしっかり準備をしてやり遂げる芯の強さも感じました。次第に人前に立ち、自分の言葉でメッセージを発信するようになっていったことが印象的です。