日本文化学科 「歴史」ゼミ

未発見・未解明の事実を導き出す手続きを実践的に学ぶ

「歴史」ゼミ・・・東島誠 先生

ゼミの内容

古文書・古記録などの「史料」には、いまだ誰も論じていない未発見・未解明の事実が、それこそ無数に埋蔵されています。歴史上の事実を構成していくには、根拠、すなわち「史料」が必要であり、そこから説得力ある議論を導き出すにはどのような手続きが必要なのか、それを実践的に学んでいきます。──このように言うと、途端に難しいことのように思われがちですが、恐れることはありません。研究したいテーマをどうやって見つけるか、どのような文献が自分の研究に役立つか(また役に立たないか)、その文献や史料をどうやって入手すればよいか、など、初歩から学んでいきます。また、教室での学びだけでなく、合宿や史跡見学・外部機関利用など、学外での学びも大事にしています。


ゼミ生の声

1年生の時から東島先生の授業を履修していましたし、『<つながり>の精神史』や『自由にしてケシカラン人々の世紀』などの著書はゼミに入る以前に読んでいました。もちろん、東島先生にはサインもしていただきました。(2年生)

授業外では悪ノリする学生、もの静かな学生など、多様な学生がゼミには在籍していますが、授業が始まった途端に、全員前のめりになり、私語がなくなり、積極的に意見が出されます。歴史好きが集まっているので当然と言えばそうですが、好きなことを学べるゼミは至上の時間です。(2年生)


担当教員から

大学生が新説を立てるなんて?──それが世間の常識でしょう。しかし、実際に学び始めてみると、大学生のレベルでも、「いまだ誰も論じていない未発見・未解明の事実」に出会うことが可能であることがわかってくるはずです。卒業生のなかには、卒業論文を雑誌に発表して学界のレビューで取り上げられた者、また大河ドラマの監修者の著作よりも説得力のある新説を卒業論文にまとめた学生もいるほどです。ぜひ「常識」の殻、「通説」の壁を破ることにチャレンジしてください。

 

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