2014/7/2 特別公開講座 「がん」を知ろう!学ぼう!伝えよう!~がん患者の心のケア~を開講いたしました。

日程
2014年7月2日(水)
時間
10:40–12:10
会場
聖学院大学チャペル

対象:聖学院大学全学生、一般聴講者
内容: 
 (1)埼玉県のがん対策の取組について 
     埼玉県保健医療部疾病対策課 がん・疾病対策担当


 (2)がん患者の心のケアについて 
    儀賀 理暁氏(ぎか まさとし)
    (埼玉医科大学総合医療センター 呼吸器外科・緩和ケア推進室)

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特別公開講座開講のご報告

「がん」を知ろう!学ぼう!伝えよう! ~がん患者の心のケア~

 7月2日(水)、アセンブリーアワー*の時間帯に聖学院大学人間福祉学部と埼玉県の主催による特別公開講座を開講し、聖学院大学の学生、教職員の他、一般の方が聴講いたしました。

 前半の30分は埼玉県保健医療部疾病対策課のがん・疾病対策のご担当者から「がんを知ろう」というテーマでの講演。
 埼玉県のがんによる死因が30%を超えていることや、がんによる死亡者数の推移、がん検診について誤解されていること、正しい情報などをお話されました。

 

 埼玉医科大学総合医療センターの医師、儀賀 理暁(ぎか まさとし)先生からは緩和ケアについてのご講演をいただきました。
 がんとは細胞の病気でDNAに傷がつくところから発症するという基礎知識。
 死亡者数全体におけるがんによる死亡者の割合など、数字に見るがんのお話がなされました。
 がんと診断された方の最初の一週間の自殺率が高いことは、がんという病気が自律性を奪うことによる学習性無力感、つまり、がんになったら努力してもムダというあきらめの気持ちが起きてしまうことが影響しているそうです。
 そして、「がんと死の問題」から、「がんと生の問題」へ。
 がんと向き合って、いまここをどう生きるか、それが緩和ケアの真髄であるといいます。
 がんと闘いながらも充実した素晴らしい時間を過ごした方々のエピソードをお話しいただきました。
 また、音楽の力を緩和ケアに活用する音楽療法の事例などもご紹介いただきました。
 がんを患い、喪失体験を積み重ねながら、それでも絶望せずに生きた人たちのストーリーが強く聴講者の胸に響いたと思います。

 下の写真はそのエピソードで紹介された書道家の女性がん患者の作品。
 
 ゆたかに生きる
 と書かれています。

 治療のための投薬により手が荒れて筆を持てなくなってしまった患者さんが、自分にとって生きるとは書くことであるから、どんなにつらくても構わないので投薬をやめたいと申し出て、ご本人とご家族、医師とで十分に話し合ったうえで書を優先させました。
 この書はお亡くなりになられる数日前に書かれた作品だそうです。 

 * アセンブリーアワーは、アメリカのユニオン神学校の「マンディ・フォーラム」やイギリスのケンブリッジ大学の「フォーラム」と同様のコンセプトの聖学院大学の理念に基づいた独自の教育・教養を学ぶ場。毎週水曜日の2時限目(10:40-12:10)に各学部・学科の特色を生かした多彩なプログラムが用意されています。企画によっては一般に公開されている講演もあります。




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お問合せ

NPO法人コミュニティ活動支援センター(聖学院大学内)

 埼玉県上尾市戸崎1番1号
 TEL 048-781-6732
 https://www.seigakuin.jp/admin_univ/npo/npo.htm