創立30周年記念【学術と音楽の集い】
- 日程
- 2018年11月24日(土)
- 時間
- 【第1部】開演13:00(開場12:30)/【第2部】開演16:45(開場16:30)
- 会場
- 聖学院大学チャペル
宗教改革500+1年
- 【第1部】講演会:多極化する社会とキリスト教の可能性
13:00〜16:15 - 【第2部】音楽会:祈りのうた 〜時を越え、国境を越え、いま私達と共にある音楽〜
16:45〜18:30
*予約不要・入場無料(一部のみ、二部のみの参加も可能です)
*未就園児の入場はご遠慮ください。
◆主催 聖学院大学総合図書館
◆後援 聖学院大学総合研究所
Evangelische Kirche Deutschland 社会科学研究所
11月24日(土)、聖学院大学創立記念30周年・宗教改革500+1年を記念して【講演会】と【音楽会】を開催します。
ご挨拶
聖学院大学は、マルチン・ルターの宗教改革によって始まったキリスト教プロテスタンティズムが近代世界の成立と展開に果たしてきた貢献を自覚し、その現代文化に対する責任の遂行と希望ある世界の形成に寄与することを目的として、1988年に設立されました。
創立30周年である本年は、プロテスタンティズムが誕生してから500年+1年に当たる新たな出発の年に当たります。聖学院大学総合図書館は、この基点となる年に、「学術と音楽の集い」を開催し、また同時に、本学が所蔵する宗教改革関係の資料を展示いたします。
聖学院大学図書館長 土方 透
【第1部】学術の集い「多極化する社会とキリスト教の可能性」
2018年11月24日(土)13:00~16:15(開場12:30)
近代の社会は、欧米のキリスト教およびキリスト教文化によって主導されてきました。しかし、現代社会を単一の中心から説明することはもはや不可能です。かといって、複数の極をまたがった視点に立つことは、それ自身が単一の視点を形成するという矛盾に陥ります。こうした理解に立ち本講演会では、キリスト教に定位し、その限界を見据え、それを突破し、この多極化した社会に自らを拓いていく途を模索します。
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第一講演「ルターの自由理解は、文化の壁をこえることができるか?」
講演者:Prof. Dr. Gerhard Wegner氏 -
第二講演「世界社会における、キリスト教、人間愛、人権」
講演者: Prof. Dr. Johannes Weiß氏 -
コメント
「日本の公共性をふまえて――倫理学の立場から」
清水正之(本学教授)「世界社会における包摂と排除」
土方 透(本学教授)
講演者プロフィール
Prof.Dr.Gerhard Wegner(ゲルハルト・ヴェグナー/EKD社会科学研究所長、マールブルク大学教授、実践神学)
1953生まれ。ゲッティンゲン大学で神学を学び牧師活動を展開後、ハノーファーのブロンテスタント組織Hanns-Lilje-Stiftung創立幹部、ドイツ万博(2000年)におけるキリスト教行事のプロテスタント側責任者を歴任。宗教改革500年を機に企画した編著書として、『宗教改革のグローバルな影響』、『労働から市民社会へ――宗教改革の作用史』、『ルター2017』、『宗教と教会の社会的射程――神学と社会学』など。
Prof.Dr. Johannes Weiß (ヨハネス・ヴァイス/カッセル大学名誉教授、文化社会学、社会哲学)
1941年生まれ。ケルン大学で社会学を学ぶ。ライプチッヒ大学文化科学研究所所長およびドイツ諸研究機関のヴェーバー研究の主要ポストを歴任。ヴェーバー・ルネサンスの中心的立役者の一人。最近、ヴェーバーの代表的著作『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』、「理解社会学」「価値自由性」に関する諸論考を新たに編纂するなど、ヴェーバーの正本作成に携わる。
【第2部】音楽の集い「祈りのうた 〜時を越え、国境を越え、いま私達と共にある音楽〜」
2018年11月24日(土)16:45〜18:30(開場16:30)
キリスト教プロテスタンティズムは、讃美歌やカンタータといったさまざまの音楽様式を発展させつつ、西洋クラシック音楽の礎を築き、やがてそれは西洋のみならず現在わたしたちの生きる場であるアジアなどにも広く伝播しました。プログラム前半では「詩篇と歌」をテーマとし、詩篇を歌詞に用いたクラシック音楽の歌の数々を、後半では「広がる祈りの歌」をテーマとし、こどもさんびかや黒人霊歌など、より現代に近い幅広い作品の中からお聴き頂きます。
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《演奏》コロスタシア アネックス
演奏者プロフィール
古代ギリシア劇の「コロス」(合唱隊)のように、個々人が舞台で重要な役割を担うスタイルを目指し、結成された女声6人グループ(木瀬志緒、民秋理、森有美子、小阪亜矢子、新明裕子、高橋ちはる)。「教会コンサートシリーズ」「蔵で聴くコンサートシリーズ」を中心に、音楽の楽しみ方を様々な形で提供する取り組みを行っている。2018年3月には、《輝く日を仰ぐとき》《Amazing Grace》など祈りの歌曲を収めたファーストアルバム「アネノネ〜祈りのうた」をリリース。聖学院大学人文学部児童学科准教授・久保田翠がレジデント・コンポーザーを務めている。(*なお今回高橋ちはるさんは都合により出演いたしません。)
展示
宗教改革500 + 1年を記念いたしまして、聖学院大学総合図書館で所蔵しておりますルター関連資料(マイクロ資料含)、また、明治期の和綴じ聖書等、普段は目にする機会が少ない貴重な資料をご紹介いたします。
*同日、チャペル横の「女子聖学院短期大学記念室」にてご覧いただけます
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