心理学を学ぶことは、「ひと」を理解することとともに、自分自身を見つめ、自己理解を深めることにもつながります。また、心理学の知識や技術は福祉をはじめ、さまざまな現場で応用されています。発達心理学、臨床心理学、コミュニティ心理学などさまざまな学びを通し、現来社会のさまざまな問題を考える力を養います。
これからの福祉は、異なる人間同士が共に生きていくためにはどうすればよいかという問いに、つねに立ち返りながら、人を育む福祉社会を築いていくことが求められています。理論の習得や実践的な技術を身につけるとともに、広い視野から人間と福祉の本質を学びます。まだ福祉の専門資格取得にも力を入れていきます。
一人ひとりが真に豊かに暮らしていくためには「人と共にあること」を実感できる社会の創造が求められます。社会を構成するすべての人、健康な人もそうでない人も、そして子どもも大人も、互いに違いを認めあい、尊重しあい、相互が主体的に生きていく社会を目指すのです。そのための人材育成として、人と社会について、社会福祉学、心理学など多様な視点から学ぶなかで「共生社会の実現」の意義と社会づくりのあり方を学びます。