平成20年度事業報告

2009515

≪駒込本部報告≫

@アジアの子供の夢舞台
 6月21日、22日に、「第5回アジアの子供の夢舞台」が北区・王子の北トピアで開催された。タイ、中国、ブータン、マレーシアからの子供たちが、華麗な踊りやパフォーマンスを繰り広げ、日本の子供たち・大人たちとの草の根交流の輪がさらに広がった。第1回より実行委員長として峰田理事が、実行委員としては寺門理事がずっと運営を支えてこられ、当センターの国際交流活動として、これからも継続していきたい大切な活動である。
A里山づくり
1.活動場所 :千葉県長生郡長柄町徳増806  
            中野雅蔵宅(IKUKO HERBS) 
2.活動内容 「田んぼワークショップ」
      5月 田植え・生物相調査   6月 草とり   9月 収穫・生物相調査
      2008年2月より、耕さない田んぼ(不耕起栽培)の取り組みをはじめた。冬でも田んぼに水を張っていたので、イトミミズが大増殖し、雑草の繁殖を抑制した
3.参加人数  聖学院中高の生徒および卒業生 20名程度
B古本回収
 障がい者による中古本・CDの出張買取事業をおこなっている「有限会社ヴィ王子」との連携で開始した。愛恵福祉支援財団の1階に回収箱を設置したところ、順調に回収が進んでいる。2009年度からは聖学院大学での実施も決定している。

≪埼玉支部報告≫

まちづくり協議会クローバーでの活動
@ グリーンフェスタの開催
 
4月27日(日)、野点とコンサートなどの「グリーンフェスタ」開催。奈良町に残る鎌倉街道名残の木立で、地元の茶道家・聖学院大学茶道部のご協力を得て、本格的な野点を行った。大宮北高の先生のパンフルート演奏と、生徒による琴演奏。知的障がい者施設通所者によるダンス・ミュージックベル演奏や、民謡、草笛演奏、街道脇に湧く「三貫清水」を守る活動を行っている市民団体による紙芝居で地域の歴史をご紹介してもらうなど、家族揃って楽しんでもらえるイベントになった。来場者数600名。
A「小学生絵画展」(10月11日―10月19日)
 今年で7回目となる小学生絵画展は、例年通り宮原小、別所小、日進北小の児童に絵画作品を描いてもらった。今年のテーマは「みんなが住みやすい私のまちの将来図」。353枚の絵が寄せられ、うち200点を宮原駅コンコースに「第8回ふれあいフェスタin宮原」当日まで展示し、多くの市民に楽しんでいただいた。フェスタで表彰された優秀作品20枚は、その後、埼玉縣信用金庫宮原支店、武蔵野銀行宮原支店(東口と西口)、JA宮原支店で展示され、銀行利用者にも親しんでもらった
B「第8回ふれあいフェスタin宮原」(10月19日)

好天にも恵まれ、来場者が10,000人超という大盛況となった。秋の恒例の人気イベントとなっている。協議会の会員は実行委員として当日運営を担った。
C 逆川整備に関する行政との意見交換(通年)
 新開発地域のまちづくりを検討する会の一員として、さいたま市と年間数回にわたって検討会議を行った。1月27日には、まち開きセレモニーに参加した。
Dフレンドリー・グリーン事業(林地の保全・活用)(通年)
 本事業は、地域に残された貴重な竹林(緑)を親しみあるものとして活用しつつ保全し、活動により生み出された竹炭や竹酢液は知的障がい者施設のチャレンジショップに提供し活動資金にすることを目的として一昨年スタートした。炭焼き窯は、聖学院大学のグラウンドの一角に設置し、竹の切り出し、窯の設計、設置工事、炭焼きまでをメンバーの手作業で行った。
  竹林の整備:11月29日。 竹炭焼き:11月30日

E タウン紙「クローバー」
 タウン紙「クローバー」は、商工会とのタイアップにより、A4裏表4ページのカラー版で10,000世帯に配布している。2008年度は7、8号を発行した。問い合わせも増えるなど、身近な紙面として親しまれている。

大学内の活動
 −全体の活動− 
@ 新潟県震災被災地支援・交流活動
 91113日は、学生課主催の課外教養プログラムとして、被災地小千谷市塩谷で合宿を行った。当センターは準備等での協力を行った。また、その合宿の報告会として1月14日にシンポジウムをコミュニティ政策学科と共催で実施し、学生の体験談を他の学生たちに伝える良い機会となた。
A26日、7日、中越地震被災地の小千谷市塩谷(豪雪地帯)で「雪かき合宿」を行った。今年は近来にない雪不足ではあったが、参加した11名の学生たちにとっては新鮮な体験で、よく動き汗を流していた。二日目には、集落の代表の方々と会議を持ち、今後のことについて話し合った。その結果、次年度以降も、雪かき作業や交流活動を通じてさらにつながりを深め、学生たちの学びの場とさせていただくことを確認しあった。
A  聖学院T&F、好成績を重ねる
 聖学院大学隣接の聖学院中学校高等学校グラウンドを本拠地とする会員アスリートたちが、今年も優れた成績を残した。藤田奈保子さんは、県下クラブ女子100m優勝、第81回関東陸上競技選手権大会・三段跳3位の好成績を残した。山本 亨さんは県下クラブ100m決勝6位、県下クラブやり投5位と健闘した。
B 桜新名所づくり
 桜の植樹や桜名所マップづくりを通じて、上尾市の様々な地区をより深く知り地域に対する愛着と自然環境に対する関心を深めるとともに、市民同士の交流を促進するという目的で、上尾市内の公園に24本の桜の苗木を植樹した。この事業は、上尾市が、「上尾市市制施行50周年記念事業として企画した『元気です!あげお50祭市民協働事業』」に、「20周年を迎える聖学院大学の記念として」申請し補助金の交付を受けたものである。上尾市在住の7つの住民団体の多大なご協力を得て、植樹とマップづくりの二つが成果物となった。刊行した「桜名所マップ」は好評と反響を呼んだ。
C    どんぐり山の調査 
 キャンパス内の林の中に育っている貴重な植物やその他の植生に、名板を作成する作業を進めた
D「第5回ほたる祭り」開催(6月13日、14日)
 「ほたる祭り」は、5回目ということでさらに来場者が増え、2日間で1,000名の人が、チャペルでのイベントとホタルの鑑賞に来て下さった。
E 野菜栽培
 野菜栽培は6年目となる。技術指導してくださる大塚先生が、堆肥づくりをはじめ、丁寧な土づくりのご指導を下さったおかげで、作柄がとてもよかった。
F 同窓会ホームページ
 今年度も「キャンパスレポート」の記事作成を毎週担当した。学生記者が読みやすく、親しみやすいコーナーづくりに取り組んでいる。
G NPO活動の講演など
 協同労働の協同組合法制化をめざす市民会議・埼玉の設立総会及び、埼玉県いきがい大学において、NPO活動に関して講演した。また、いきがい大学の受講生から、4月と11月に、デナリとNPO活動に関する取材を受け、10月にNPO見て歩きの会の視察を受けた。

−学生の活動− 
@     学生の自主的な運営体制がいっそう進んだ
 ホタル祭りの運営はじめ野菜栽培、その他活動での連携・協力が活発に行われた。クローバーなどの地域活動に参加する学生も増えてきた。
A     学生が聖学院小学校で授業を行った
   聖学院小学校高学年の理科の授業で、ホタル活動などの紹介を行い、児童と交流を行った
B    学生による他団体との連携活動や、シンポジウムでの発表などが行われた
 住まいまちづくり展(10月)に展示参加した。
 「若い世代のNPO参加応援事業 NPOとの交流会」に参加した。
 8月5日(火)、埼玉県NPO活動推進課主催の「NPOと学生との交流会」に、活動報告と体験交流生の受け入れ団体として参加した。学生会員と他団体の学生たちとの貴重な交流機会となった。
C     野菜づくりとホタルの世話
 年間通して多彩な作物を栽培した。今年はジャガイモと大根の作柄がとてもよかった。
ホタルのせせらぎの清掃や水量・水質の管理も、長期休暇中にはご近所の方の応援も得ながら行った。また、まるほ(学生が考案したホタルのキャラクター)のカレンダーを作成し、会員に電子ファイルで配布した。
D    ヴェリタス祭の取り組み
 20人の学生が、フリーマーケットを企画運営した。収益の一部を「ホタル募金」に寄付した。