デザイン:政治経済学科 越路恵一君
デナリ(デナリオン)は、もともとローマ帝国の通貨単位。
1デナリは労働者1人1日の賃金相当だったようです。
「才能・賜物」の意味をもつ「タレント」の語源タラントンも通貨単位で、
1タラントンは6000デナリ。
ちょっとした手助けを したり・されたりできることって、
じつはすごい才能なのかも!!
◆◆地域通貨とは◆◆
地域通貨は「お願いね?」と「できますよ!」を気持ちよくつなげるものです。
「ありがとう!」の印として人々の間を循環することによって、コミュニティを広げます。

◆◆聖学院大学の取り組み◆◆
聖学院大学では、学生ボランティア活動支援や、サークル活動の活性化、地域社会への貢献活動に積極的に取り組んでいます。地域通貨は「神を仰ぎ、人に仕える」という聖学院大学の合言葉を実践に移す一つのツールでもあります。導入は全国の大学に先駈けた2002年10月。大学全体で地域通貨を使う珍しい事例です。

◆◆ボランティアとは、ひとあじ違う◆◆
助ける人(ボランティア)だけでなく、助けられる人をつくります。
こんな時に、感謝とともに「お礼」として使うのが、地域通貨です。
だから地域通貨では、「助けられ上手」になることが大切です。


 どうやったら手に入るのですか
@あなたの「できること」を、登録してもらえたら「してほしいこと」を登録してきた人とマッチングさせてデナリの交換が成立します。事務局に申し込んでください。
A学校行事に参加や協力をしたとき、先生のお手伝いをしたときなどに、デナリをいただく場合もあります。

 どうやって使うのですか
@友達や仲間同士で「ちょっと、これお願い!」と言うときに「ありがとう」の気持ちをこめて渡しましょう。お金を渡すのはちょっとどうも・・というときにぴったり。
A学バスに乗るとき、バス券のように使えます。デナリ券1枚で学バスに1回乗れます。
B4号館の売店での買い物に使えます。例えば、デナリ券1枚+現金200円で、300円の品物を買うことが出来ます。

 いつまで使えるのですか
 期限はありません。在学中ずっと使えます。

 取り扱いは、どこでやっていますか?
 大学内で活動している「NPO法人 コミュニティ活動支援センター」が,デナリ券の管理・その他の運用事務を担当しています。