育てる人になろう
人文学部 児童学科
2018年4月開設

人間福祉学部 そして 人文学部へ

児童学科は、1975年に女子聖学院短期大学に児童教育学科が創設されて以来、40年以上の伝統と歴史をかさねてきました。
このたび、児童学科で新たに児童英語教育と特別支援教育も学べるようになりました。保育士・幼稚園教員・小学校教員・特別支援学校教員・児童指導員などの子どもと共に未来を生きる人を養成します。

育てる人になろう。それが、わたしたちの目標です。多様性を認めあう現代社会では、子どもとおとながともに安心して自分らしく生きる生活環境づくりが必要です。わたしたちの人生は、子どもから始まります。育てるこころとわざが暮らしのなかで受け継がれています。育つ ・育てることの、しあわせな人間関係を一緒に考えていきましょう。

NEWS

教員メッセージ

児童学科長 鎌原 雅彦

未来を生きる子どもたちと生きる。

子どもが言ったり、したりすること、不思議だなと思ったことはありませんか。子どもたちは同じ世界を大人とは少し違った目で見て、違った考え方をしています。子どもの遊びや話す言葉、あるいは絵本やおもちゃなどを通して、このような彼らの独自で豊かな世界を学んでみませんか。この学びを土台に、子どもたちと関わる力、子どもの成長を支える力を養い、小学校、幼稚園、保育所のほかにも、例えば育児用品開発販売など一般企業においても、未来を生きる子どもたちとともに生きる人となることを児童学科はお手伝いします。

児童学科の学び

子どもを知り、自分を知り、世界を知る。

  • 保育・教育
    子どもがもっている可能性を大切に育て、子どもの学びをしっかりと支えて導いていく保育・教育のあり方について、理論と実践方法を学びます。
  • 特別支援教育
    特別な教育的ニーズのある子どもたちのために、一人ひとりにあわせた生活や学習の支援について、専門的な知識と技術を学びます。
  • 心理
    子どもの発達や学習の状況に応じた保育・教育を実践するために子どもの心や行動を理解することが必要です。その理論と方法を学びます。
  • キリスト教教育
    キリスト教保育・教育を取り入れている保育所や幼稚園、児童福祉施設が数多くあります。埼玉県内でキリスト教保育・教育を学べるのは、聖学院大学だけです。
  • 児童福祉
    福祉は 「しあわせに生きる」を意味します。18歳までの子どもが大人とともに自分らしく安心して生活する人間社会のあり方を考えていきます。
  • 児童文化
    絵本やおもちゃ、遊び、食事や衣類など、子どもが興味・関心をもつ身近なものごとに目を向けて、子どもの生活と文化について考えていきます。

進路の幅が広がる学び

さまざまな生活環境にあって、子どもたちが育つ様子も学ぶ内容も、ニーズも多様になっています。子ども一人ひとりの状況を大らかに理解して細やかに対応することが、これからの育てる人に求められます。特別支援教育と児童英語教育を新たに加えて学ぶことによって、広い視野と長い目をもって、子どもを理解して育てる力を養います。卒業後の進路の幅が広くなり、学んだ知識や実践のわざを社会で応用できるようになります。

心が通う言葉を育てる

人間のコミュニケーションは、言葉を用いてなされます。子どもの学びは、言葉を獲得していく過程にあります。子どもに寄りそい、お互いの心が通いあって結ばれるとき、言葉のぬくもりを、わたしたちは実感します。その言葉は、生き生きとして、人を育てます。言葉を話す・聞く . 読む・書く。言葉に心をこめて、伝えあう。心あたたまる対話を一緒に楽しむことを大切にして、人を育てるコミュニケーションの基本を学んでいきます。

学びの基本・児童文化

私たちは、子どものころの楽しい経験をもっています。子どもは、身近なものごとにふれて関心を向け、そのおもしろさを遊びに取りこんで、感性豊かに学んでいきます。子どもはどんなことを楽しいと感じているのだろう。子どもの発想に学んでみよう。そこから対話が生まれ子どもを理解する土台ができていきます。児童文化は、子どもとおとなが一緒に楽しい経験を共有して関わりあう人間文化として実践を支えています。

楽しく英語を学ぶには…

小学校に英語教育が導入されています。子どもたちが初めての外国語に興味をもって楽しく学んでいけるような環境づくりが必要です。英語教育に定評のある聖学院だからこそ、児童英語教育実践の理論と方法が学べます。学内で開かれている小学校英語指導者養成講座が好評です。

視野を広げる海外研修

国籍の異なる子どもたちが日本で学ぶ時代となり、広い視野と国際性をもつ保育者・教育者が求められています。希望者は、フリンダース大学(オーストラリア)の研修プログラムに参加して、英語、児童学、異文化を学びます。

仲間と共に学びあう

教員採用試験合格に向けて、小学校の校長経験のある専任教員が支えます。教職支援センターには、試験に関する教材や資料、先輩たちからの情報が豊富にあります。公立保育所等への就職をめざす学生には、公務員試験対策講座が学内で開かれています。

カリキュラム

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【特別支援学校教諭一種免許状について】
・幼稚園教諭免許状または小学校教諭免許状の取得が必要です。
・申請中(ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。)
 

資格・就職

取得できる資格

  • 小学校教諭一種免許状
  • 特別支援学校教諭一種免許状(申請中) ※1
  • 幼稚園教諭一種免許状
  • 保育士資格
  • 児童指導員任用資格 ※2
  • 小学校英語指導者資格 ※3
  • 学校図書館司書教諭資格
  • おもちゃインストラクター ※4
  • 図書館司書資格
  • 社会福祉主事任用資格
  • 社会教育主事任用資格
  • 日本語教師資格 ※5
  1. 【特別支援学校教諭一種免許状について】
    ・幼稚園教諭免許状または小学校教諭免許状の取得が必要です。
    ・申請中(ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の開設時期が変更となる可能性があります。)
  2. 児童福祉 施設などで「児童指導員」として勤務する際に必要となる資格。卒業時に全員が取得。
  3. 小学校英語指導者認定協議会(J-SHINE)認定
  4. 認定NPO法人 芸術と遊び創造協会(旧:日本グッド・トイ委員会)認定資格
  5. 法的資格ではありませんが、「日本語教員養成課程」で必要科目を修得することで本大学の修了証明書が取得可能になります。

将来の活躍する分野

  • 小学校教員
  • 特別支援学校教員
  • 幼稚園教員
  • 保育士
  • 児童福祉施設職員
  • 児童養護施設職員
  • 児童自立支援施設職員
  • 児童館職員
  • 公務員
  • 一般企業

授業・ゼミ紹介

学校インターンシップ(基礎)

【大学で学んでいることが、実践につながっていきます。】
2年生から、実習生として大学外の小学校や幼稚園で学びます。子どもの生活に参加して、子どもと先生の関わり方を学んでいきます。はじめのうちは 緊張しますが、次第に子どもたちの思いが感じられるようになってきます。

子どもの食と栄養

【健やかな成長の土台となる「食」について学びます。】
食物アレルギーに対応したパンケーキづくりに挑戦中 です。乳幼児期の栄養についての基本を学びます。子どもの食生活や食育についても考えていき、保育所や幼稚園の給食やおやつにどのような工夫がなされているかわかるようになります。

保育実践論

【相川徳孝教授】
子どもたちが興味や関心をもつ教材とはどのようなものなのかを考え、実際に作製することで、保育者として求められる役割や乳幼児にふさわしい教材について考えていきます。

社会科教育

【川瀬敏行客員教授】
社会科教育、社会科指導における基礎的基本的な内容について学びます。「社会科とは何か」「社会科はどうあるべきか」などの問題意識を念頭に置き、 教師をめざすための資質を向上させていきます。

児童文学

【松本祐子教授】
お仕着せの課題図書とは一味違う、私たち流のオススメ本を紹介。「感動しました!」なんて陳腐な表現はこのゼミでは禁句。もてる限りの語彙を駆使して、物語の面白さを伝えます。