「社会福祉士、精神保健福祉士ってなに?」OB講演会【報告】

2016年6月15日(水)アセンブリーアワーにて、「社会福祉士、精神保健福祉士ってなに?」というテーマで、社会福祉士、精神保健福祉士として実践現場で活躍する卒業生4名によるシンポジウムをおこないました。

報告レポート

2016年6月15日(水)アセンブリーアワー
「社会福祉士、精神保健福祉士ってなに?」

シンポジスト

  • 南里  祐介 さん(103W 社会福祉士 更生施設 生活指導員)
  • 日向野  綾 さん(110W 社会福祉士 城西病院 医療ソーシャルワーカー)
  • 長谷川 瑞紀 さん(109W 精神保健福祉士 大宮厚生病院)
  • 遠藤  将光 さん(111W 精神保健福祉士 さいたま市教育委員会スクールソーシャルワーカー)

 2016年6月15日(水)アセンブリーアワーにて、「社会福祉士、精神保健福祉士ってなに?」というテーマで、社会福祉士、精神保健福祉士として実践現場で活躍する卒業生4名によるシンポジウムをおこないました。

 当日は、社会福祉士、精神保健福祉士を目指す3年次菊地貴子さん、五十嵐真人さんよりなげかけられる質問にこたえるかたちで進行され、約110名の学生たちは卒業生の話に熱心に耳を傾けていました。

 司会から投げかけられた内容は、①社会福祉士、精神保健福祉士を目指すきっかけ・動機、②大学生活について(印象に残っていること、熱中したこと、ボランティアや非常勤の経験、ゼミでの活動など)、③社会福祉および精神保健福祉の演習および実習について、④国家試験勉強について、⑤就職活動について、⑥現在の仕事内容と仕事をして感じていること、⑦後輩へのメッセージ、の主に7項目でした。


 南里さんは、学生時代に行った北欧福祉研修での思い出を語られ、学生時代にボランティアやアルバイトなどさまざまな現場に出かけたことが今の仕事に生きていると話されました。また、学生時代は社会福祉士を目指して取得したが、更生施設での仕事は精神障害のある方が多く、仕事をしながら精神保健福祉士を取得されたこともご報告くださいました。


 日向野さんは、グレイスの活動を通して高齢者施設等へボランティアに行く機会があったことはよかったと話されました。社会福祉士は合格率が低く難しいが、「人生の中で一番勉強した」とのこと。医療ソーシャルワーカーを目指して就職活動をしていたもののなかなか受からず、一般企業へ方向転換しながらも、その後再チャレンジして念願の医療ソーシャルワーカーとして働き始めたことを紹介されました。


真剣な様子の受講学生たち
真剣な様子の受講学生たち

 長谷川さんは、学生時代に「ここ輪」という研究活動や、「れいんぼうでいず、」という学生の学生による学生のための活動に仲間と取り組んだことなど主体的な活動を行っていたことを話されました。国試の勉強は仲間と一緒に取り組んだ様子が紹介されました。卒業後の大学院での学び、グループホームなどでの経験など自身の経験とともに紹介されました。


 遠藤さんは、精神保健福祉士として2年目、現在のスクールソーシャルワーカーとしては1年目、仕事はまだまだ分からないことも多いが、生徒の話と同時に家族の話をきき、環境を調整していくことが仕事だと話されました。また、「国家試験は勉強すればだれでも必ず受かると思います」と経験者として力強いメッセージを学生に伝えてくださいました。

 

受講した学生たちの感想

以下、感想を一部抜粋し、ご紹介いたします。

  • 自分が仕事をしていて感じるやりがいだけではなく、悩んでいることを知ることができてとてもよかった。自分も職についたらきっと悩むと思うのでより良い方向に向かっていけたらと思う。(4年生)
  • 現在、就職活動と将来就職する場所について悩み苦しんでいますが、卒業生4名の方の就職活動、就職後の話を聞いたことで、いくらかの悩みを解決できました。就活で失敗しないようにきいた体験談を活かしていきたい。(3年生)
  • 今回の講演会をきいて今後の見通しが持てた。これからも日々の授業を大切に、自分の福祉に向き合える時間を大切にしていこうと思った。(2年生)
  • 目標をつくり、それに向かって頑張っていこうと思います。資格を取るということは改めて大変なことだなと感じることができました。大学生活の中で時間を上手に使い、資格取得に向かって勉強しようと思いました。(1年生)
終了後、学生たちからの個別の相談にも応じてくださいました
終了後、学生たちからの個別の相談にも応じてくださいました

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