授業レポート:<巣立ちの準備>新しくなる幼稚園教育要領について学ぶ、間もなく幼稚園教諭の4年生たち

保育士・幼稚園教諭を目指す学生が多く在籍する、児童学科のレポートです。
1月19日に行われた、児童学科授業「教職実践演習」の様子をご紹介します。

報告レポート

卒業間近な4年生たち。何やら真剣なお勉強風景。


2016年12月の中央教育審議会答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」を受けて、今日は、2018年度から改訂される幼稚園教育要領について学んでいます。


新しい教育要領には、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が10項目、盛り込まれることになっていますが、これが難しいのです。長い育ちのなかでとらえるものだし、テストでわかるものではないし。
これまでの幼稚園の保育の中で、どんな工夫や心配りをしながら育んでいけばよいのだろう…?
幼稚園教諭免許状を取得する仲間同士、和やかに、かつ真剣に話し合っています。

教師も同じ土俵で意見を出し合っています。
教師も同じ土俵で意見を出し合っています。
発表するためのメモをまとめています。
発表するためのメモをまとめています。


幼児が自分の喫食量が増えたことに気付くことが「生活の中で、数量などに親しむ体験」だと発表したグループがあります。園外保育(おさんぽ)で信号機をじぃっと見ていて仕組みに気が付くことから、幼児らしい「思考力の芽生え」が可能になるのではないか、という意見も出ました。


暑い日に萎れた植物に水をやったら元気になったという「自然に触れて感動する」体験があると、植物の命を実感して、愛情をもって自分から水をやることに喜びを感じるようになる、と発表しているところです。


こんな風に活発に意見を出し合いながら、保育内容を考えていける教師に育ってほしいと願っています。

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