児童学科学生インタビュー:あおむしニョキニョキからちょうちょへの変身に大歓声。新鮮な楽しさを追求したい

保育士・幼稚園・小学校教諭を目指す学生が多く在籍する、児童学科のレポートです。
1月6日、今年度「保育実習」を履修した児童学科の学生がそれぞれ心を込めた手作り玩具を持ち寄り、来年度に実習に出かける予定の後輩たちを前にして行った「保育教材発表会」。今回はその中から、手袋シアターを演じた学生の感想をお伝えします。

児童学科・保育教材発表会で 手袋シアター「きゃべつのなかから」を発表

あおむしニョキニョキからちょうちょへの変身に大歓声。 新鮮な楽しさを追求したい

黄色い手袋の指一本一本からかわいいあおむしが「ニョキ ニョキ ニョキ・・・」。子どもたちも自分の指を伸ばしながら、声を合わせて歌います。
黄色い手袋の指一本一本からかわいいあおむしが「ニョキ ニョキ ニョキ・・・」。子どもたちも自分の指を伸ばしながら、声を合わせて歌います。

手袋シアターは、フェルトで作った人形を貼り付けた手袋を使って歌いながら演じる手遊びです。私が保育実習でこれを実演したのは保育所で、対象は年長組の子どもたちでした。♪きゃべつの なかから あおむし でたよ♪と歌う、この手遊びはみんなが知っていて、♪ニョキ ニョキ♪と声を合わせて歌ってくれました。

ところが、♪ニョキ ニョキ とうさんあおむし♪と親指を伸ばした時、「あ、イモムシだ!」と声があがったのです。そして最後、掌を返してちょうちょに変身させた瞬間に「ワァー!」という大歓声がして、すごく驚きました。保育所の方にお聞きすると、普段は手袋を使用せず、指だけでやっているとのこと。「だから、まるでイリュージョンを見たような、いつもと違う新鮮な反応でした」と言われ、とても嬉しかったですね。背面がちょうちょになっていることを気づかれないように、最後まで隠して演じたことも功を奏したのでしょう。

工作は好きですがお裁縫が苦手なので、製作には1週間以上かかりました。手袋の色に悩みましたが、あおむしの緑色に調和して温かみがある黄色を選びました。演じる際、あおむしの人形が小さいので、手袋を早く大きく動かしてしまうと子どもたちには見えなくなってしまいます。だから、ニョキニョキの途中で動きを1度止めて子どもの気持ちを引きつけ、おとうさん、おかあさん、おにいさん、おねえさん、あかちゃんのあおむしの違いが分かるようにメリハリをつけました。


 

最後に掌を返すと立派なちょうちょに大変身! この魔法が子どもたちの気持ちをしっかりとらえるのです。
最後に掌を返すと立派なちょうちょに大変身! この魔法が子どもたちの気持ちをしっかりとらえるのです。

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