欧米文化学科 「英米文学」ゼミ

自分の好きな物語、関心がある作品を学問として学ぶ

「英米文学」ゼミ ・・・氏家理恵 先生

ゼミの内容

英米文学作品からの抜粋を読んだり、映像作品を観たりしながら、物語の「読み方」を学び、作品の背景にある英米の社会や文化、歴史などについても考察する力を養うゼミです。小説と映画化作品の比較や、日米・英米の文化比較など、比較の視点も学べます。専門演習では、レジュメ作成をして行う発表やレポート合評会を通して、表現力・文章力・伝達力など社会でも必要とされる力を高め、卒業研究では、自分の興味関心に基づき設定した研究テーマを深め、ゼミの集大成となる卒業研究レポートの完成を目指します。ゼミ生の研究テーマは、シェイクスピアから『ハリ・ポタ』シリーズ、ケルト神話やドラゴン伝説、学園ドラマやヒーロー像の日米比較など様々です。


ゼミ生の声

ギリシャ神話などの物語が好きでこのゼミを選びましたが、卒業研究のテーマとしては「ゾンビの恐怖」を考えています。ゾンビ映画作品でのゾンビ像の変化を分析する予定です。兄は日本文化学科の卒業生で卒業研究テーマが「河童」でした。兄弟揃って怪奇なものが好きで、家で妖怪談義になることもあります。(3年生)

私はサリンジャーの小説が昔から好きでこのゼミを選びました。UKパンクロックやキューブリックの映画なども好きなのですが、そうした好きなことを学問として学べることは本当に素晴らしいと思います。氏家先生は、文学はもちろん映画やロックなどにも詳しくて勉強になります。(3年生)


 

担当教員から

自分が好きなことや興味があることと、大学で学ぶこと、あるいは社会に出てから仕事とすることとはまったく別のものと考えている方がいるかも知れませんが必ずしもそうではありません。単に「私は〇〇が好きです。」ということだけでは先には進みませんが、学び方を学ぶことで「好き」が「大学で学ぶ学問」となります。興味や関心があることを大切にして、そしてそれを学びにつなげていきましょう。


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