子どもの気持ちに気づいてあげられる、そんな先生でありたい

【インタビュー】大学でつくった「絵本」は、幼稚園でそのまま使っています

吉野沙希 さん(児童学科2012年3月卒業/池袋いづみ幼稚園教諭)

小さい頃から先生に憧れ、大学でも保育士をめざしました。私は子どもたちの意志を尊重する自由保育を理想としていたのですが、初めて赴いた実習園の保育が私のイメージする保育と違っていて、そこで、小学校の先生になるか保育士になるか迷ってしまいました。しかし、「いづみ幼稚園」に実習に伺った時、伸び伸び過ごす子どもたちの姿や、先生たちが子どもをひきつける様子を見て「ぜひここで働きたい」という気持ちになりました。

今は子どもたちに囲まれる幸せな毎日ですが、学生の時に描いていたイメージ通りにいかないこともあります。「この絵本は喜んでくれるはずだ」と思って読んであげると、意外に反応が悪く「ポイントを外したかな・・・」と思うことも。気をつけているのは、子どもが駄々をこねたり悪いことをした時に「ダメだよ!」とは言わず、その理由を聞いてあげて「こうしたらどうかな」と、一緒に考えてあげることです。保育者として、子どもなりの気持ちに気づいてあげることが大事だと思っています。

【ワタシを変えた思い出の体験】
児童文化論

保育の授業と言えば「絵本づくり」や「指導法」と思っていましたが、おもちゃの歴史や変遷、言葉に秘められた由来などを、とてもわかりやすく楽しく教えてもらい、児童学の奥深さを知りました。ついつい大人の目線で考えてしまう常識も、子どもの素直な目線で見ることを学びました。