2014年度春期 聖学院大学サテライト講座@大宮(報告)

日程
2014年8月1日(金)
時間
18:30-20:30
会場
大宮ソニックシティ会議室
IMG_3304.JPG

2014年5月から8月に開催いたしました、「聖学院大学サテライト講座@大宮」を報告します。

大宮にて初めて開講された、聖学院大学のサテライト講座

2014年5月、聖学院大学 姜尚中教授の学長就任に伴い、大宮駅近くのソニックシティ内にて「サテライト講座」を開講いたしました。
8月まで5回開催、「これからの日本」というテーマのもと、多彩な講師をゲストとしてお招きし、姜尚中学長との対談形式で、様々な議論が展開されました。原発問題や戦後日本、歴史、ファンタジー、政治、憲法など各回の講師の専門をキーワードに、その中でも生きていく子どもや女性の立場、歴史問題など、現在進行形での話題が挙がりました。各回、定員80名を超す申込があり、特に第1、4回については、会場の満席に近い参加状況で、熱気に包まれた講座となりました。

  ●各回講師
   第1回:上野 千鶴子
        (東京大学名誉教授、立命館大学大学院特別招聘教授、認定NPOウィメンズ アクションネットワーク理事長)
   第2回:松本 祐子(聖学院大学教授)
   第3回:東島 誠(聖学院大学教授)  
   第4回:佐藤 優
        (元外務省在ロシア日本大使館勤務、元外務本省国際情報局分析第一課主任分析官)
   第5回:阿久戸 光晴(学校法人聖学院理事長・院長)

   ※講師詳細、詳しいプログラムはこちら >>>


 


 各回講座内容

第1回(5月16日)に登場した上野千鶴子氏は、1985年に施行された男女雇用機会均等法に触れながら、女性の生き方や労働条件、今後の日本社会のありかたについて話されました。女性の置かれた立場や問題点に鋭く切り込み、姜学長との対談も盛り上がりました。

第2回(6月30日)の講師、松本祐子教授は、「魔法使いの欲望~ファンタジーに見る知と力の関係~」と題して、優れたファンタジー作品には、現実と向かい合う力を読者に与えると講演。ファンタジーに登場する魔法使いは、現実の知識人と通じるか、といった、新鮮な切り口の対談となりました。

第3回(7月4日)に講演した東島誠教授 は、「歴史災害から学ぶ」と題し、現在の災害ボランティアに通じる活動が江戸時代より存在していたことを話されました。原発や共同体、社会と国家の違いなど姜学長とも白熱した議論が繰り広げられました。

第4回(7月18日)の講師となった佐藤優氏は沖縄出身のご自身の母親のエピソードを語られ、現在に連なる沖縄基地問題、軍事、政治そしてこの講座の期間中に成立した集団的自衛権についても言及されました。

最終回となった第5回(8月1日)講師、阿久戸光晴理事長・院長は、専門である日本国憲法について話しながら、大日本帝国憲法と現行憲法の違い、また憲法9条の意義について姜学長と語り合いました。「続発する自然災害と復古的ナショナリズムの嵐の中の日本国憲法の役割」と題した講演では、個人の尊厳が大切にされる社会への転換について話されました。

講座では毎回、会場からも質問が飛び、姜学長・各講師との白熱した質疑応答が交わされました。  


参加者の声

  • 日本の女性の現状についての話から外交の話まで、とても面白かった。現在、大学生ですが、日々、答えのない問いを探して、その答えを見つけていきたい。(第1回参加者)
     
  • 姜先生と上野先生の対話が面白くて、1時間半はあっという間だった。物事を見る上で色々な視点から見ることが大事だが、フェミニズムの観点から見た上野先生の話は勉強になった。自分は、主婦で大学で学んだこともないが、自分の中にフェミニズムな考えが沢山ある事に気が付かされた。(第1回参加者)
     
  • ファンタジーは生きる力(現実に向かう力)に反映すると、あらためて認識できた。興味を持って講義をうかがった。(第2回参加者)
     
  • テンポの良い松本先生の語り、引き込まれた。ファンタジーの意義、「知識は力」、心に残る言葉。姜先生との対話も考えさせられた。何十年ぶりに学生気分を味わった講演だった。(第2回参加者)
     
  • 学問に触れることの新鮮さを実感した。毎日、会社で働くだけでは空しい。働きながらも学べる機会を持ちたいと思った。(第3回参加者)
     
  • 歴史から、現代の日本の私個人でもできること、私個人だからこそできることが、わかりやすい講演のおかげで学べた。今回は”視点”を頂けた。歴史の中に未来の私達をつなげるヒントがあると知った。”共同体”から出ることについても、知りたかったことが知れた。(第3回参加者)
  • 佐藤優さんの博覧強記を目の当たりにして驚愕でした。(第4回参加者)

  • 佐藤先生の集団的自衛権についてもわかりやすく、対談も歴史的な沖縄の話やロシアとウクライナの現実について興味深く拝聴しました。また世界史の面白さを再確認しました。(第4回参加者)
     
  • 未来をつくる子どもたちの明るい未来を作っていくのは、大人の責任。教育のお話もぜひ聞かせてほしい。(第5回参加者)
     
  • 過去から現在までの色々な分野のお話を聞くことができ興味深く思った。過去があるから現在があることをあらためて実感した。(第5回参加者) 

 

関連情報はこちら