授業紹介
授業紹介
伝統芸能
「狂言」は、民衆に親しまれてきた最もシンプルな日本の伝統芸能です。そこには、人間の喜怒哀楽がユーモアたっぷりに凝縮されています。この授業は、狂言を実践的に学ぶことを目的としています。まずは狂言を鑑賞して臨場感を味わい、教材に用いる台本の内容分析と解釈を学びます。次に、構えや歩み、セリフ回し、謡、舞といった基礎演技を実習します。そして、抑揚、感情表現、扇の使い方など独特の表現手法を学び、衣装を身につけ、作品を演じます。
本田くん
日本のポップ・カルチャー
「文化」は私たちにとって何らかの価値や意味があるとされています。特に、私たちの日々の営みと地続きの地平に存在するマンガやアニメ等のポップ・カルチャーは、意識的にも無意識的にも私たちの生活様式や生活感情そのものに価値や意味をもたらすものであるといえ、私たちは嫌でもポップ・カルチャーの影響下にあるといえるでしょう。授業ではそうした視点に立って、2000年代(0年代)を中心とした想像力、表現力の有り様を検証することを通じて、私たちの現在地を確認します。カリキュラム上では「文化」の領域に設定されていますが、「文化」そのものの意味を問うことを目指しているので、どのジャンルに関心を持つ学生にも「文化学」の基礎として受講してもらいたいと思っています。
清水先生
歴史と文化
大規模な災害が起こったとき、人々はいかに行動してきたでしょうか。この講義では、18世紀中ごろの、ある匿名の一女性の行動を糸口として、そこから現代のNGOやNPOのボランティア活動に通じるような、社会の「つながり」の構築可能性を、〈文化〉の中に見出していきます。より具体的には、人々の間を〈橋渡し〉するメディエーターの役割に注目します。前近代社会のメディアが、次の時代のどのような新しい社会性を生み出していくのでしょうか。メディオロジーという視点に立って、今、そしてこれからを、皆で考えていきます。
東島先生
日本語教授法講義
日本語教授法について理解を深めると、次第に「日本語を教える」というのは単に言葉を教えることではないことが分かります。日本文化への理解が深まると同時に、周囲の国々への関心が広がり、「世界の中の日本」を意識するようになるはずです。授業では各種教授法を理解した後、初級、中級、上級の指導法を学習します。日本語教員養成課程では、この講義を経て、「日本語教育実習」で最終的に日本語学校で2週間の実習に参加します。「外国人に日本語を教える」というのはどういうことかを実践的に学びます。
日本語教授法
日本史の研究(中世史特論)
14世紀は古い価値観にとらわれない「新しい人」が誕生した時代で、崩したファッションがオシャレだった時代です。そのため、頭の硬い旧世代の人からは「自由狼藉」とか「自由の至り」などと指さされましたが、ここでの「自由」とは、「最近の若者はケシカラン」ぐらいの意味でした。有名な『太平記』には、足利尊氏や二条良基など、当時のファッション・リーダー的な政治家・文化人が、身分の上下を越えて芸能を楽しんだ姿が描かれています。ところがその劇場で、観客席が倒壊するという大惨事が起こりました。「身分秩序の崩壊」を危惧する古い考えの人々にとっては、「それ見たことか」という事件だったのです。そんなカタブツの代表、足利直義が、兄尊氏と政治的に決裂するのも、じつはその時期だったのです。この授業では、こんなふうに、南北朝時代と戦国時代という、大きな時代の転換期を描いていきます。
東島先生の本